おおさか食育マガジン(2010年6月発行)
-第2号-
 宮崎県では、家畜の伝染病の口蹄(こうてい)疫が蔓延し、感染拡大を抑えるために、感染した牛、豚は殺処分に、感染していない牛、豚にはワクチン接種が行われるなど厳重な措置が取られています。かなりの被害が予想され、畜産関係者の落胆、苦悩は計り知れません。一日も早い終結を祈りたいものです。
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◇◇◇◇◇◇◇◇ おおさか食育マガジンからのお知らせです ◇◇◇◇◇◇◇
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★★★★★★★★★★★★第5回食育推進全国大会★★★★★★★★★★★
〔主催:内閣府・佐賀県・佐賀県実行委員会〕 
  国は、毎年6月を食育月間とし、毎月19日を「食育の日」と定めています。(大阪府では、毎年8月を「食育推進強化月間」としています。)
 皆様も地域の食育イベントに気軽に参加し、「食」についての正しい知識を身につけて、ご自分やご家族の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
 さて、今年の第5回食育推進全国大会は、平成22年6月12日(土)・13日(日)に佐賀市文化会館及び佐賀県総合体育館(佐賀市)で開催されます。この大会は、食育に対する理解と関心を深め、国民の健全な食生活と豊かな人間形成に寄与することを目的として、食育月間の6月に開催されます。
「佐賀そう!だんらん~食と「うつわ」のハーモニー ~」をテーマとし、盛りだくさんの内容になっています。

≪主な内容≫
 ◆12日(土)10:30~17:00
・講演会「私の取材手帳から~楽しい食へのお誘い~」 福島敦子氏
・パネルディスカッション「みんなで始めよう最初の一歩 ~子どもの食育~」(仮)
・佐賀知る 味知る 学校給食(給食の展示、試食、クイズ大会など)
・講演会&実演「食品の裏側~食の本当の豊かさとは?~」 安部 司氏
・講演会「知っておきたい食品添加物とのつき合い方」 森田満樹氏
・講演会&朗読「いのちと仕事~いのちをいただく~」 坂本義喜氏
・さが“食と農”絆づくりプロジェクト事例発表会&クイズde絆
・プロの料理人による調理実演

◆13日(日)10:00~17:00
・ミュージカル「早ね・早起き・朝ごはん」
・講演会「生きる力を育む~がばいばあちゃんからの教え~」 島田洋七氏
・パネルディスカッション「“家族だんらん”のススメ」
・講演会「食事が変える愉しい人生」江上栄子氏
・講演会「食育の展開と食事バランスガイドの活用」 早渕仁美氏
・講演会「命は食卓から生まれる~病気が教えてくれたこと」 宮成なみ氏
・大豆100粒運動発表会

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=========「みんなで広げよう!おおさかの食育」=========
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★★★★★★★★★★大阪産(もん)野菜情報《水なす》★★★★★★★★★★★
 
 なすは、日本では古くから栽培されてきたことから、地方独特の品種が多く見られます。果実の大きさと形により、小なす、丸なす、卵形なす、長なすなどに分かれます。6月は泉州地域特産で卵形の「泉州水なす」をご紹介します。
 泉州水なすは、その名のとおり水分をたっぷり含み、また皮がとても柔らかくて、あくが少ないので、生でも食べられるのが特徴です。そのため、「昔は炎天下での農作業で、のどが渇いたときにそのまま生で食べてのどの渇きを癒した」と言われています。
 なすの原産地はインド東部と言われており、東方へは4~5世紀に中国へ伝わったようです。日本には、中国から8世紀ごろに伝わり、奈良時代には既に栽培されていたとの記録があります。泉州水なすの栽培の歴史は江戸時代ころからと言われています。「なす」の語源は、夏にとれる野菜「夏の実(なつのみ)」から「なすび」になり、いつしか「なす」になったという説や、その味から「中酢実(なかすみ」の略であるという説などがあります。
 なすの多くは紫色をしていますが、これはアントシアニン系の色素であるナスニンの働きによるものです。
ナスニンは鉄などの金属と結合すると安定しますので、漬物などに古いくぎを入れておくと、鮮やかな紫色をとどめておくことができます。
 なすはヘタの切り口がみずみずしいもの、ヘタが黒くトゲを触ると痛いぐらいに張っているものが新鮮です。皮の色が濃くツヤがあるものを選び、シワや変色があるものは避けましょう。
 また、切ったまま放置しておくと酵素の働きで変色してしまうので、切ったらすぐに水につけてあくを抜きます。また、塩をふり出た水分を拭き取ることで、あくを抜く方法もあります。煮物や炒めものに用いる際も一度さっと油通しすると色も味もよくなります。
 低温には弱いので常温に置いて2~3日のうちに使い切ります。それ以上保存するなら水分が蒸発しないように新聞紙やラップでひとつずつ包み冷蔵保存しましょう。ただし、冷蔵すると果肉も皮もかたくなりがちで風味が落ちますので、できるだけ早めに使うようにしましょう。
だし、冷蔵すると果肉も皮もかたくなりがちで風味が落ちますので、できるだけ早めに使うようにしましょう。
 泉州水なすを美味しくいただく代表的な調理法は漬物です。昔ながらの糠床に漬けた糠漬けや、塩水・だし昆布・赤唐辛子等の漬け汁に5~6時間漬ける浅漬けもお勧めです。
 また、水なすを使った郷土料理として、塩出しした古漬けと海老じゃこをだし・酒・醤油・みりんで炊き合わせた「じゃこごうこ」などがあります。他にも、トマト・きゅうりと一緒にポン酢などでさっぱりあえたサラダや、相性のよい油で炒める・焼く・揚げるなどの料理にも使えます。
 
参考資料「野菜ブック 食育のために」(発行:独立行政法人 農畜産業振興機構)
      「旬の食材 春・夏の野菜」(発行:講談社)


★★★★★★★★大阪府食生活改善連絡協議会からの活動報告★★★★★★★★

 現在の会員数は2,780名で、府内29市町村で活動しています。
 「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに掲げて、食育の推進及び運動習慣を定着させ、府民の健康寿命の延伸、健康文化のまちづくりに寄与することを目的としています。
 現代社会の高齢化、食事の不適切な摂取及び運動不足による肥満や生活習慣病等の増加は、食生活に関わる大きな問題となっています。このため、一人一人が「自分の健康は自分で守る」という自覚と認識を広めると共に、正しい食生活の普及浸透を図り、地域に根ざした活動を続けています。
赤ちゃんからお年寄りまでの幅広い世代を対象にした活動内容は、
1)
食生活改善のための活動
1.バランスのとれた食事づくりの講習会
2.各年代に応じた食生活改善の講習会
3.糖尿病・メタボリック症候群等、生活習慣病予防講習会
4.幼児期からの正しい食習慣づくり教室
5.高齢者対象の低栄養予防教室等
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4)
5)
市町村保健衛生事業への協力活動
スポーツ・レクリエーション活動
老人家庭への食事訪問等ボランティア活動
郷土料理の収集、展示、伝承、編集等の活動
 その他、他団体と連携した食生活改善推進啓発等、地域においてはふれあい祭りや各種イベントでの啓発、指導、伝達等により健康づくりを推進しています。また、保健センター事業を実施する際の食育媒体、食の教材作成等、行政の側面的支援にとどまらず食のボランティア団体として主体性を発揮することにより健康づくり運動を効果的に展開しています。
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■発行 おおさか食育マガジン編集局
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